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注目の海外キッチンスタイル!欧州の食洗機や電気クッカーの特徴と魅力

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海外キッチン

ヨーロッパのキッチン設備は日本のものとは少々様子が異なります。それは人々のライフスタイルや食事に対する考え方がキッチンの設備に大きく影響しているからとも言えます。日本のキッチンの考え方との違いをお伝えしつつ、ヨーロッパのキッチン設備の良さを見てみましょう。

海外のキッチンスタイル

ドイツとイタリアの食事やキッチンの特徴をみていきましょう。

ドイツ人の食事とキッチン

例えばドイツ人の食事観はとてもシンプル。パンとハムとサラダを基本とし、もし朝食と夕食が同じメニューだったりしても気にしません。夜もキッチンに火を灯さず冷たいもので済ませます。その替わり、昼食はしっかりと、また週末は丁寧に料理をし、家族で楽しみます。

共働き夫婦が多く、1日あたりの家事時間が短いドイツ(平日1.73時間※リンナイ2018年調べ)ではパートナーと家事を分担し、その分夫婦や家族で過ごす時間を多く取ります。そのため、食器洗浄機、電気クッカー、電気オーブンなどを上手に使い、家事時間の削減をする工夫をしているようです。

 

イタリア人の食事とキッチン

良くドイツと比較されるイタリアですが、やはりキッチン事情は異なるようです。イタリアではとにかく良く料理をします。スーパーでのお惣菜などもそれほど充実しておらず、お昼も一度自宅に戻って食事をする人が多いなどの事情もありますが、スローフードに代表されるように家庭での伝統的な手作り料理の文化が深く根付いています。

それから、イタリアの人々は掃除が徹底していて、とにかくきれい好きです。
「美の国」と言われるように彼らの美意識がごちゃごちゃしたキッチンが許せないのでしょう。また硬水である地域が多く、水分を長時間残しておくと水垢になってしまうという事情があり、食事が終わると食器洗いはもちろん、キッチンもピカピカに磨き上げます。そのためのお掃除グッズも種類が豊富でとても充実しています。

 

キッチンの設備は家具の一部

実はこのふたつの国に共通することがあります。それはどちらの人々もキッチンの設備は家具の一部だと考えていることです。それ故、高級キッチンメーカーのラインナップでは壁一面が収納であり、その中にオーブン、レンジ、冷蔵庫などがビルトインで組み込まれていることが少なくありません。常に家具としてそこにあり、人の目に晒されるものと考えるとデザイン性が高いことは当たり前に求められることなのです。

 

ミーレの食器洗い乾燥機

Miele(ミーレ社)は1899年(明治32年!)ドイツ中北部ギュータースローと言う街で牛乳の遠心分離機の製造から会社をスタートしています。「常により良いものを(Immer besser)」の社是のもと、洗濯機や自転車、オートバイなどの製造も手掛けます。1929年ヨーロッパで初となる食器洗い機の製造・販売をスタートしました。

ミーレ 食器洗い乾燥機(食洗機)

出典:TOYO KITCHEN

その後、1960年には全自動の食器洗い機を発表し、徐々に進化を重ねていきます。ミーレの機器は必ず20年使用を想定して設計・製造されており、耐久性にとても優れています。また、数々のデザインアワードの受賞歴が示す通り、機能的なデザインも大きな特徴のひとつです。現在日本国内で輸入海外メーカーのビルトイン食器洗い機の中でトップシェアだというのも頷けます。

最大の特徴は食器の量に応じたプログラムを組んで最適な水の量と時間で洗浄できる機能です。時間や電気の消費量にもこだわっており、機器それぞれにエネルギー消費量を表す「EUラベル」が付きます。

エネルギー消費量(EUラベル)

海外製 食洗機

 

ガゲナウの電気クッカー

ドイツの高級キッチンメーカーであるGAGGENAU(ガゲナウ社)は1683年南西ドイツシュヴァルツヴァルト地方で鍛冶屋さんとしてその歴史をスタートします。農業機械や広告用の看板を中心に1900年初頭には、やはり自転車の製造も手掛けています。そして1930年代に電気オーブンの製造をスタートし、キッチン設備の取扱も始めます。ガゲナウの代名詞とも呼ばれるコンロ「Vario」シリーズ(幅約40cmのユニットを組み合わせて自由にシステムを組むコンロトップ)も1970年代から製造しています。

ガゲナウ コンロ

ガゲナウの最大の特徴であるデザインの良さですが、バウハウス(1919〜1934年ドイツ中部に設立された美術と建築に関する学校。合理的で機能的なデザインを特徴とする)の流れを汲み、「ガゲナウ基準」と呼ばれる独自のデザインコードを持ち、一定のデザインクオリティを保っています。

GAGGENAU(ガゲナウ)_ビルトイン調理機器

出典:TOYO KITCHEN

 

新築やリフォームで検討してみては

日本においても2019年住宅の新築やリフォームの際、一定の条件を満たすと付与される「次世代住宅ポイント」。その中で「家事負担軽減に資する設備」ということでビルトイン食器洗機とビルトイン自動調理対応コンロにそれぞれポイントが付与されます。(食器洗機18,000P、コンロ12,000P)

「働き方改革」が叫ばれる中、家庭においても家事の時間を短くし、効率良くこなしていくための役割分担はもちろん、自動化できるものはしてしまう、ということが今後ますます当たり前になっていきます。

多少の初期費用はかかりますが、毎日目にするものだからこそ、デザインに優れ、歴史に裏打ちされた確かな機能を持つ欧州キッチン設備で早々に家事を済ませ、家族との時間をより多く作れるようになると良いですね。

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紺野 透(KONNO TOORU)

所属企業東北住宅新聞社(代表)、株式会社テンプラス(代表取締役)
専門分野住宅の温熱環境、設備機器、自然エネルギー、IoT

欧州電気暖房器メーカー勤務後、住宅設備設計事務所設立、事務所を運営しつつ、東北住宅新聞社を主宰。

企業サイト
東北住宅新聞社
株式会社テンプラス

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