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窓の結露対策!防止シート・スプレー・テープ…|プロが考える100均グッズ~本格予防方法

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結露防止、結露対策(窓・サッシ)

結露は、湿った空気がそれよりも冷たい物に触れることで発生します。ですから、家の中で結露ができやすい場所は「湿気の多い場所」「外気で冷やされた窓など、部屋の空気よりも冷たいものがある場所」ということになります。

湿気の溜まりがちなクローゼットや押入れ、洗面所やトイレなども要注意ですが…結露と言えばまず思いつくのは、やはり部屋の窓ガラスです。広い窓一面がびっしょり濡れて、カーテンや窓枠にも水が染みる…特に冬は毎朝こんな光景を目にして、思わず溜息をついてしまいますよね。

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今回は主に窓ガラスの結露に対してどのような対策をとれるのか考えていきましょう。

結露対策の基本事項

結露対策と一言でいっても、大きく次の2つに分けられます。

  1.  結露した水分によるカビ・シミなどの被害を防ぐ
  2.  結露の発生自体を抑える

結露に気づいたらすぐに実行したいのが①ですね。身近な日用品や100円ショップで買えるグッズで手軽にできると理想的です。

比較すると手間とお金がかかるのは②ですが、そのぶん大きな効果を期待できます。

 

ホームセンターや100均で買える結露対策グッズ!

まず、①の結露した水分の処理に役立つグッズをご紹介します。

結露吸水テープ

窓ガラスやサッシの下の方に貼っておくことで、結露して垂れてきた水分を吸収してくれるアイテムです。朝起きると窓枠に水たまりが…という事態を防げます。作業はテープを貼るだけなので簡単です。

ただし、窓ガラスの水分をすべて吸収しきれるとは限らないので、ふき取り掃除との併用は必要です。テープ自体がカビてしまうこともあるので、一度貼ったら貼りっぱなし…ではなく、テープの状態をチェックし、定期的に貼り替えましょう。

参考

 

結露防止スプレー

結露防止スプレーとして製品化されているものもありますし、食器用洗剤を10~15倍程度に薄めたものでも代用できます。使い方は、霧吹きでスプレーするか、液を含ませた布で窓を拭くかです。洗剤に含まれる界面活性剤が水の表面張力をなくし、水滴になることを防ぎます。窓の表面で冷えた水分は、水滴ではなく薄い膜になり、比較的気化しやすい状態といえます。

一見手軽に結露が防げるように思えますが、注意点としては、結露した水が(水滴にならないだけで)まったく存在しなくなるわけではないことです。カーテンなどが湿ってカビっぽくなってはいないか、気に掛けておく必要はあります。
また、断熱性能向上を謳っている製品もありますが、そちらの効果は微々たるものと捉えておいた方がいいでしょう。

 

結露取りワイパー

結露取りワイパー

雑巾やモップなどの布製品で窓の結露を拭き取ると、すぐにびしょびしょに濡れてしまって何度も絞るのが面倒に感じませんか。そんなときに便利なのが、結露拭き取り用のワイパー。水分をボトルに集めてまとめて捨てられるタイプなら、片手でラクに掃除ができます。雑巾のように洗ったり乾かしたりする手間もありません。

 

窓の結露防止に「断熱シート」は効果があるのか?

結露対策グッズとしてよく見かける、窓の断熱シート。こうした品物の効果は実際どれくらいあるのでしょう?断熱シートの効果は、窓ガラスの断熱性能を高め、冷たい外気の影響で表面温度が下がるのを防ぐことです。つまり、シートを貼ったときに断熱性能がどの程度向上するかによって、どの程度効果が期待できるかが決まります。

まず注意してほしいのですが、「断熱シート」という名称の製品でも、薄いフィルム状ものは冬場の断熱には効果は期待できません。ミラーシートのようなタイプは日光を遮る「遮熱」によって部屋の温度を保つ夏場用の製品です。結露防止のために窓の断熱性能を上げるには、窓面に空気層をつくる必要があります。

例えば、窓から少し浮かしてシートを貼り、窓とシートの間に空気層をつくる製品もあります。原理としては理にかなっています。ただし、サッシに隙間なく貼ってちゃんとした空気層をつくる作業は少し難しいです。

参考

 

プチプチはどうか?

プチプチで結露対策

空気層をつくるという意味では「プチプチ」(エアーキャップ)も有効です。窓からの視界を遮ってしまうデメリットはありますが、100均でも手に入る素材です。これも注意として、窓にきれいに貼りつけないといけない点が挙げられます。プチプチのシートが窓から浮いて隙間があると、そこに結露ができて、窓周辺がジメジメしたカビの温床になってしまいます。

 

空調機器を使った結露防止

次に、②の結露発生の防止について見ていきましょう。

住宅の換気扇

まず、トイレや浴室、台所に備え付けの換気扇をしっかり活用しましょう。基本的な部屋の換気ができていないと、湿気は溜まっていくばかりです。逆にいえば、日々の換気がちゃんとできているだけで、実は結露防止もできていることになるのです。

 

窓下ヒーター(ウインドウラジエーター)

部屋の空気と窓付近の温度差が結露の原因です。そこで、窓下に設置できるヒーターを使い、外気で冷えた窓を温めることで結露を防止します。窓のそばで冷気を感じる不快感をなくすことができ、お部屋の居心地もアップします。

参考

 

除湿器

夏場の冷房替わりや室内干しに使う除湿器で、空気中の水蒸気を結露する前に吸収してしまいましょう。最近は小型の製品も充実していて、クローゼットなどの狭い場所におすすめです。こうした場所では、除湿剤を置いておく簡単な方法ももちろん有効です。

 

高い防止効果を求めるなら薦めたい「プチリフォーム」

本格的に窓の断熱効果を高めたいなら、手間とお金はかかりますが、リフォームという手段もあります。

単層ガラス+アルミサッシという従来型の窓であれば、複層ガラスや樹脂サッシを使った窓に変更すると、断熱性能は向上します。

「複層ガラス」参照サイト:AGC Glass Plaza

「樹脂サッシ」参照サイト:YKK AP

結露防止だけでなく、冷暖房効率を高める省エネ効果もあるので、お家の住み心地を一段と向上させてくれるはずです。

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中谷 花織(なかたに かおり)

  • 保有資格:一級建築士、消防設備士甲種1類
  • 専門分野:衛生・空調設備
早稲田大学卒業後、ゼネコン設計部に入社。工場施設、学校施設などの衛生空調設備の設計業務を行う。現在は、建築や空調関係のコラム執筆などを行っている。
住宅や建物は、暮らしに密接に関わるわりに知らないことも多い存在かと思います。身近な疑問を皆さんにわかりやすくお伝えしたいです。

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