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クロス(壁紙)の気になる隙間を簡単補修!自分で埋める方法とは

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クロス、壁紙

自宅に帰ってボーっとくつろいでいると何気なくみていた壁紙に隙間ができていて気になりだす。こんな経験はないでしょうか。

中古住宅では「しょうがない」とあきらめることができても新築だったら「新築なのになんで?」となってしまうと思います。アパートやマンションなどでもよくみかける症状です。最初は隙間だけだったのが時が経つにつれて隙間がめくれ上がり壁紙が剥がれてしまうこともあります。隙間の場所も様々で窓枠の廻りや部屋の隅、壁の上下など色々とあるでしょう。

今回は何気なく見ていたクロス(壁紙)の隙間について解説していきます。「気になりだすとどうしようもない」と思われる方も多いようですが、意外と簡単に補修ができますのでご紹介していきます。

 

隙間の原因

クロス・壁紙の隙間が気になる

壁紙にできる隙間の原因ですが色々とあります。昨日までは無かったけど「気になる」という方は原因が分からずモヤモヤすることもあるはずです。隙間の原因は必ずあります。原因を解消して補修作業を行えば安心して快適な生活が送れるでしょう。

 

下地の問題

壁紙は石膏ボードに貼られます。石膏ボードの取り付け具合が悪いと壁紙にも影響が出てきます。石膏ボードはビスで細かく止めて動かないように施工しますが、ビスの本数不足やビスの間隔が大きいと石膏ボードが安定せずに動いてしまい結果壁紙に隙間が出てしまうのです。現在は建築業者の責任も非常に重くなっていますのでこのようなことはあまり無いと思いますが、一昔前の住宅などは多く見られていました。石膏ボード1枚の重さは非常に重いのでキチンとビス止めをしていないと壁紙に隙間ができる原因になるのです。

また石膏ボードを貼る時には石膏ボードの角を削る「面取り」という作業が行われますが手を抜く職人さんであればこの作業もしないでバタバタと石膏ボードを貼っていきます。この為「面取り」をしていない石膏ボードは角に極端に負荷がかかり、めくれ上がってしまい壁紙の隙間が発生してしまうのです。このような物件に住んでしまった場合は一度石膏ボードの張替なども検討してみても良いでしょう。しかし大がかりな工事となり費用もかかりますので慎重に検討してみてください。

 

湿気の問題

クロスの隙間は湿気が原因

石膏ボードは基本的に木材に取り付けします。木材は吸湿性もあり優れた材料ですが水分を含むと膨らんだり、小さくなったりします。ここで生活環境の問題ですが湿気が多い場所や過度な加湿を行って生活していると材木が伸び縮みしてしまい石膏ボードを動かしてしまい壁紙の隙間が発生してしまいます。特に窓枠自体は木材を多用していますので湿気や結露などにより窓枠が伸縮してしまい壁紙の隙間やめくれる部分が多くなってしまいます。できるだけ適度な環境を保つことが壁紙の隙間発生を軽減してくれます。対応方法のリフォーム工事としては窓を断熱ガラスに変更することなどは非常に有効です。

 

施工の問題

施工による壁紙の隙間

壁紙はビニールクロスと言われる化学製品ですが伸び縮みもします。壁紙を貼るときにあまりにも引っ張りすぎてテンションが高い状態で貼ると壁紙自体も縮んでしまい隙間がでる原因にもなってしまいます。ご自分でDIYにて壁紙を貼る時には注意してください。ここでありがちなのが「職人の負の連鎖」です。壁紙の隙間ができて注意すると壁紙職人は大工さんの下地の責任にしてしまいます。そして大工さんに注意すると使用している材木の材質が悪いなどと人の責任にしていくケースが「職人の負の連鎖」です。

現在の木材のほとんどが人工乾燥材や集成材を利用していますので木材が曲がっていることはほとんどありません。それ故に職人さんの質の問題も大きくなっていると言っても過言ではありません。普通の下地を作り、普通に壁紙を貼れば施工上の問題も解消できるでしょう。

 

色柄の問題

壁紙も色々と好みがあり現在では奇抜な柄や模様のある壁紙も多数あります。しかしここで注意したいのが壁紙の伸縮や劣化の問題です。壁紙は貼る時に上手くカッターを入れていますのでつなぎ目がほとんど目立ちません。しかしつなぎ目が目立ってしまう柄等もあります。つなぎ目自体は白い線になります。白系の無地の壁紙であればつなぎ目や隙間も目立ちにくいですが、色が黒系の壁紙だと非常に目立ちやすくなります。まだ、模様のパターンで続き柄のタイプなどは上手く張り分けしないとせっかくの柄模様が途切れてしまい、つなぎ目や隙間が目立つようになってしまいます。

しかし、職人の技術にも限界がありますので黒系や柄物の壁紙の場合は覚悟が必要です。筆者の自宅も寝室に黒系を使用して4年経ちますが残念ながら一部つなぎ目が目立ち始めました。

 

隙間の対応方法

壁紙の隙間を無くすことは壁紙の張り替えをしない限り基本的に無理でしょう。また下地の石膏ボードのビス具合の不良の場合も石膏ボードの貼り直しからの作業が必要になってきます。しかし単純に隙間やつなぎ目を目立たなくすることは可能です。誰でも簡単にできますのでどうしても気になる方は試してみてください。

 

コークボンドで隙間を埋める

壁紙・クロスの隙間を埋めるアイテム

ホームセンターの接着剤コーナーや補修材コーナーに行くと大き目なチューブのコークボンドというのが販売されています。比較的安価な商品なのでお財布にも優しいでしょう。このコークボンドを使い壁紙の隙間を埋めていきます。まずは壁紙の色に合わせたコークボンドを探して購入してください。そして尖ったノズルの先を好みに応じてカットして穴を開けてください。

用意ができたら一度試し塗りで要らない紙などにチューブを押しながらなぞっていきましょう。感覚がつかめたら実際の壁紙の隙間を埋めていくように薄塗で仕上げてください。多少多くなっても大丈夫です。塗り終ったら場所にもよりますが雑巾などを濡らしてふきあげてください。もしくはヘラなどで余分なコーク材を除去しましょう。そして乾燥させれば完成になります。壁紙がめくれている場合は接着剤も必要なので壁紙補修用のキットが販売されていますのでそちらを使用してみてください。

クロスの補修アイテム

 

建築業者に依頼する

建築業者に依頼する場合ですが、保証期間や保証対応なのかをまずは確認しましょう。通常壁紙は消耗品扱いにて2年間の保証期間が一般的です。新築して2年以内であれば保証対象なので建築業者に依頼しましょう。有償にて補修をしてくれる場合もありますがその場合は1万円近く費用が発生する場合もありますので事前に確認してみてください。建築業者に依頼すると一度現場監督が状況を確認しにきます。そして状況確認の上、職人が対応するか現場監督で対応するか決めて案内してくれます。そして日程を決めて補修工事を行います。簡単な壁紙の隙間ならその場で補修してくれますので安心できるでしょう。

 

日々の生活について

クロス・壁紙と猫

日々の生活にて壁紙は消耗品といっても良いでしょう。壁紙の隙間を目立たなくする対応方法としてはやはり清潔にすることです。掃除もキレイなタオルに中性洗剤を染み込ませて拭き掃除するなどの工夫が必要です。汚れた雑巾などを使用すると壁紙の隙間部分や壁紙の端の部分に汚れが付着して隙間が目立ってしまいます。ペットなどを飼われている場合には保護版などで尿などの成分から劣化するのを防ぎましょう。

ペットの尿対策はしておこう

いかがでしたでしょうか。気になりだすと止まらない壁紙の隙間はある程度必然なものなのです。普通に生活していても壁紙や下地の具合、地震などの影響で隙間がどうしても出てきてしまいます。わざわざ建築業者に依頼しなくてもご自分で簡単に補修できますので是非試してみることをおすすめします。

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箱田 雅一(MASAICHI HAKODA)

建築設計業(所属:タクミ建築設計事務所 / 株式会社タクミ / ハグハウス

資格二級建築士、給水設備責任技術者、県認定耐震診断士
専門住宅全般(営業・銀行・融資・設計・施工管理・アフターメンテナンス・登記)

地方工務店の飛び込み営業から住宅業界に入り、その後大手2×4メーカー営業にて勤務、住宅営業をこなした上で施工管理を希望したが希望が叶わず退社し、ローコストメーカーにて施工管理・設計・営業と様々な業務を臨機応変にこなし退職後地元工務店とコラボし、設計事務所の監理者を行っている。
経験物件数は約1300棟前後となる。

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