気になる住まいの設備・くらし情報サイト

LITH(リズ)

生活の知恵

洗面所の湿気はカビや臭い、家を傷める原因に!ジメジメ湿気取り対策8選

投稿日:

洗面所・脱衣室の湿気取り対策

洗面所(脱衣室)は水廻りの中でも湿気がたまる条件が揃いやすく、湿気に関するトラブルがおきやすい空間です。日常的にジメジメしていると、その環境に慣れてしまうため、放置してしまう人も多いですが、住まいを長持ちさせるためにも、洗面所の湿気にはなるべく早く気づき、適切なメンテナンスや対策を行いましょう。

この記事では、洗面室の湿気の原因と対策方法についてお伝えします。

 

なぜジメジメするの?洗面所の湿気の原因

洗面所、脱衣室

洗面所はなぜじめじめしやすいのでしょうか。まずはジメジメする原因について確認しましょう。

水を使う空間

家の中でも、洗面所、浴室、トイレ、キッチンは水を使う空間で水廻りと呼ばれます。
水廻りは常に水分がある状態になりやすいため、水分が蒸発して湿度が上昇しやすいのです。

方角の問題

家の中でも日がよくあたり、乾燥しやすく、風通しの良い好条件の揃う方角にはリビングや寝室などの居室が配置されます。対して水廻りと呼ばれる空間は、北や西などの日当たりが少なく、風通しが悪く、湿気がたまりやすい方角に配置されることが多いのです。

浴室と続きで作られていることが多い

洗面所は入浴のための脱衣室として浴室の続き間として作られていることが多いため、浴室からの湯気や水分が流入して湿度が上がります。

濡れた物が放置されやすい

洗面所には塗れた洗濯物や、バスマット、雑巾などが長時間放置されることがありますよね。濡れた物から蒸発した水分が空気中に放出される際に湿度が上がるのです。

乾燥機

乾燥機は、濡れた洗濯物を乾燥させるため、稼働中は常に周囲へ水分を放出することになります。

 

ジメジメ解決!洗面所でできる8つの湿気対策

洗面所がジメジメする原因や、それに伴う症状について確認したところで、洗面所の湿気の悩みを解決する8つの対策方法をお伝えします。

対策① 十分な換気

じめじめが気になる空間は、多くの場合十分な換気ができていません。十分な換気をするためには、次の方法が効果的です。

  • 洗面所に窓などがある場合は日中うち1~2時間以上は開け放つ時間を確保する
  • 換気扇がある場合は24時間回しっぱなしにする
  • 開口部も換気扇もない場合には換気扇を取り付ける
  • 浴室の換気扇は24時間回す

換気扇がついていても、換気扇の換気能力が十分でない場合もあります。換気能力が十分でないと、窓や排水管、壁面、天井面などに結露が発生することがあります。洗面所の換気扇の能力はもちろんですが、続きで浴室が作られている場合には浴室の換気扇も合わせて換気能力の確認をし、必要に応じて手入れを行いましょう。

対策② 水分を放置しない

洗面所がじめじめする原因として、水分が放置されやすい環境であることをお伝えしました。水分を放置しないためには、次のことを心がけましょう。

  • 濡れた洗濯物などは長時間放置しない
  • 濡れたものは換気扇を回して浴室に置く
  • バスマットを珪藻土などの速乾性のあるものにする
  • 洗面化粧台、洗濯機周辺の漏水がある場合、すぐに対処する

日常的に、水分が放置されない環境づくりを心がけて行動することが大切です。

対策③ 入浴後に注意

浴室の隣に洗面所が作られている場合、入浴後には大量の水分が洗面所に流入する恐れがあります。入浴後は、特に次のことに気をつけて行動しましょう。

  • 換気扇を止めない
  • 湯船に蓋をして、浴室全体に冷水のシャワーをかけてから出る
  • 浴室の扉を開け放しにしない

入浴後に限らず、浴室の扉は常に閉めておきましょう。

対策④ 収納にも注意

洗面所がじめじめしていると、収納内部にも湿気がたまり、カビが生えたり、収納している布類が湿気を吸ってしまうことがあります。収納内部は、次のように湿気対策を行いましょう。

  • 物を詰め込みすぎず、空間をあけて収納内部の通気をよくする
  • 収納扉や引き出しを1日1時間程度開け放つ
  • 除湿材を置く

パジャマやタオルなどの布製品の収納内部に入れる除湿材は、調湿効果と消臭効果を持ち合わせた炭や珪藻土ボールなどがおすすめです。

対策⑤ 部屋の隅に除湿材を置く

換気を十分に行った上で、特に湿気がたまりやすい部屋の隅に除湿材を置くことも効果的です。定期的に確認し、水が溜まったらすぐに交換しましょう。

対策⑥ 床下の湿度を調整する

洗面所が1階で、基礎の地盤面に土があらわれている場合、土の表面から蒸発する水分で、家全体の湿度が上がりやすくなります。洗面所のじめじめが気になる場合には、床下部分から次の方法で床下の湿度を調整しましょう。

  • 床下調室材を敷き詰める
  • 防湿シートを敷き詰める
  • 防湿コンクリートを打つ

洗面所だけで効果がない場合、1階の床下前面に以上の防湿工事を施すか、床下換気扇を設置しましょう。

対策⑦ リフォームする

洗面所や隣り合って作られている浴室を思い切ってリフォームすることも効果的です。その場合、次のことを意識して洗面所、浴室のリフォームを行いましょう。

  • 内装材を調湿効果のあるものにする(調湿クロス、珪藻土、調湿タイル、無垢の木質材など)
  • 床材をCFシートやビニールタイル、タイルなどの水分が染み込まない材質にする
  • サッシをペアガラス、樹脂性サッシ、二重サッシなどの結露が発生しにくいものにする
  • 外気に面した壁面に断熱材を充填させる
  • 換気扇を設置する
  • 浴室の床材を乾きやすいものにする
  • 浴室に換気乾燥機を設置する

対策⑧ 洗面所の臭い対策について

洗面所がじめじめしていると、臭いが気になることも多いですよね。湿気が原因で起こる臭いもありますが、排水管から発生する臭いもあります。換気を行うだけで臭いの対策になりますが、次のことを行って意識的に臭い対策を行うことで、洗面室はより快適になりますよ。

  • 月に1度は排水管の掃除を行う
  • 週に1度はホコリの除去を行う
  • メーカーが定める頻度や方法で洗濯機の手入れを行う

じめじめした空間といえば、連想されるのはカビではないでしょうか。カビは、洗剤かすやホコリなどをえさにして発生・増殖しますので、臭い対策も含めて、洗面所の掃除は小まめに行えるといいですね。

 

洗面所の湿気の原因と対処方法についてお伝えしました。住まいのじめじめは、放置してしまうとカビなどの表面的な症状だけでなく、構造体が傷み、住まい本来の安全性を低下させ、寿命を縮める原因にもなります。洗面所の使い方から改善して、日ごろから点検や適切なメンテナンスを行えるといいですね。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

佐藤 ゆうか

2級建築士

高校から建築を学び、横浜市の総合建設会社設計部に就職。 木造住宅を中心に新築から手すりの取り付けリフォーム、マンションリフォームなどの意匠設計、積算に携わる。 現在は、フリーとなり住宅や公共建築物の設計図面製作、住宅や不動産に関するコラムの執筆も行っている。

編集部 PICK UP

1

みなさん、正しいトイレ掃除の方法はご存じでしょうか。拭く順番は間違っていませんか? 実はちょっと苦手…と思われている方も多いのがトイレ掃除。 場所と人によって時間は異なりますが、5分ほどで終わるのでと ...

ガス代の平均(都市ガス、プロパンガス) 2

光熱費の削減は家計にとって永遠のテーマ。この記事では世帯人数別にガス代の平均金額と平均ガス使用量をまとめました。千m3の道も1m3から。プロパンガスのご家庭も、都市ガスのご家庭も、まずは削減の目標を決 ...

浴室乾燥機 電気代(換気・乾燥・暖房) 3

最近は新築住宅・マンションなどで浴室乾燥機が標準で取り付けられている物件が増加しています。また、賃貸住宅でも取り付けられている物件が増えています。ところがなんとなく電気代が高そうだからと全く使用されて ...

-生活の知恵
-,

Copyright© LITH(リズ) , 2019 All Rights Reserved.